宝塚歌劇団の会見内容が酷いの声!調査結果ポイントと今後の対応は?

宝塚歌劇団の宙組に所属していた25歳の劇団員が2023年9月に亡くなった件について、宝塚歌劇団は10月に外部の弁護士による調査チームを設置しました。
宙組に所属する劇団員60人以上から聞き取りを行うなどして調査を進めていたようですが、ようやく11月14日(火)に宝塚市内のホテルで記者会見が行われました。
今回の記事では、宝塚歌劇団の会見内容についてポイントと今後の対応についてまとめました。
今回の会見を受けて、ネット上では宝塚歌劇団の会見内容が酷すぎるとの声が上がっています。
記事の後半でネットで上がっている声もご紹介しております。
ぜひ、最後までご覧ください。
宝塚歌劇団の調査結果は?

宝塚歌劇団の会見は2時間以上にも及びました。
調査結果について、ポイントとなる部分を詳しくみていきましょう。
結論としていじめはなかった
報告書の内容によると、調査した結果、亡くなった劇団員に対するいじめやハラスメントは確認できなかったとのことです。
しかし、一方で苛烈なスケジュールで追い詰められてきたと伝えた上で、「ご遺族の気持ちを受け止めて、誠心誠意向き合い対応したい」と述べています。
新人公演の負担について把握していなかった
新人公演の準備に関しては、宙組は上級生2名で対応していたそうです。
本来は3名だったところ、1名が休演になったため2名になったとのこと。
この件に関しては、報道陣からも質問が上がっており、他の組よりも明らかに少ない人数であったのに、業務負担を把握できなかったことに対して疑問を持つ記者が多くいました。
木場理事長からは、過去には1名や2名で対応したこともあったと述べています。
さらに、「下級生の責任者役の仕事がこれだけ多岐にわたって行われていることについては認識不足だった。仕事量に対して、2名で対応するには負荷が大きかったことを把握できなかったことが問題だったと思う」と伝えています。
なぜ把握できなかったのかということについては、やはり疑問が残りますね。
遺族側との内容の食い違い
遺族側は、死亡した劇団員の時間外労働にあたる時間が1か月277時間余りに及び、睡眠時間が3時間程度だったと訴えていました。
この件について、劇団側は「それほど長時間の活動が毎日行われていたとまでは認められなかった」としています。
報告書では1か月に118時間以上の時間外労働があったことになるとの記載があったようです。
そして、「深夜時間帯にかかる長時間の活動により、精神障害を引き起こしても不思議ではない程度の心理的負荷があった可能性は否定できない」としていました。
ニュースでも、亡くなった劇団員の1日の壮絶スケジュールが公開されていました。

これが本当だとしたら大変なことです。
ヘアアイロンでの火傷について
遺族側は、亡くなった劇団員が上級生からヘアアイロンを額にあてられてやけどをするといういじめを受けたと主張しており、歌劇団が「事実無根」と発表したことで体調を崩したとしています。
一方で、報告書では、上級生が劇団員をいじめていたとは認定できないとされています。
今回の聞き取りに対して、上級生は「髪型のセットのアドバイスをしていた際、額にアイロンが当たってしまったが、故意ではない」と答えたようで、亡くなった劇団員も同じように話していたと報告が上がっているそうです。
上級生からの暴言やLINEでのいじめはなかった?
遺族側からは、亡くなった劇団員は、上級生から「うそつき野郎」などと暴言を受けていたと主張していますが、劇団側は、こうした発言があったとは認定できないとしています。
さらに、ほかの劇団員へのヒアリングでも、LINEグループなどでもいじめやハラスメントに該当するやりとりは見当たらなかったようです。
宝塚歌劇団の今後の対応は?

宝塚歌劇団では、今回の件を受けて今後以下のように改善を図っていくと発表しました。
・スケジュールの改善を図る
・劇団専用の外部通報窓口を新たに設置し、劇団員の意見が経営層に直接届く仕組みを整備する
・常設のカウンセリングルームの拡充を図り、心のケアに努める
これまで宝塚歌劇団では、公演と公演のインターバルが短く、十分な休息が取れないまま次の公演準備に追われているという現状があったようです。
劇団側の今後の改善が注目されますね。
木場理事長は、今回の件を受け2023年12月1日で辞任すると発表しました。
宝塚歌劇団の会見内容が酷いの声!

ネット上では、会見を視聴した視聴者から以下のような声が上がっています。
スケジュール改善で済ませようとしている
亡くなった劇団員が過労で自死に至りました。
劇団側は、今後はスケジュール改善をするということで済ませようとしているのが酷いとの声が上がっています。

まずは遺族に謝罪では?
会見では、劇団側はまだ遺族に会っていないと話していました。
まずは謝罪をすべきではないかとの声が上がっています。

理事長が辞任しても責任は取れない
木場理事長が辞任したとしても、何も責任が取れないとの声が上がっています。


元団員に対する思い
会見をした方々は、劇団員を商品としか思っていないのではないかとの声が上がっています。

ご遺族の気持ちを考えると本当に辛い気持ちになります。
今後また新たな調査内容が発表されましたら、随時追記していきます。
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