【理由3つ】ジャンプの早バレはなぜ起こる?今後の対策どうなる?
2024年2月5日に、国際的海賊版早バレサイトに係る容疑者逮捕の報道がありました。
容疑者は、集英社の「週刊少年ジャンプ」を発売日前に入手・デジタルデータ化して海賊版サイトへ無断アップロードしていた疑いが持たれているようです。
現在では「早バレ」流出源に関する捜査が進められているとのことですが、早バレはなぜ起こってしまうのでしょうか。
今回の記事では、ジャンプの早バレはなぜ起こるのかについて、ネット上に上がっている声を調査しました。
記事の後半では、今後の対策についてもまとめております。
ぜひ最後までご覧ください。
ジャンプ早バレで容疑者逮捕!
今回のジャンプの早バレで逮捕されたのは、東京都新宿区にある会社「ジャパンディールワールド合同会社」を経営する「ムサ・サミル」容疑者ら外国籍の男2人だということです。
2人とも容疑を一部否認しているということですが、これまでに2度ほど早バレしたという疑いがかけられています。
- 2023年3月15日頃、ジャンプ掲載の漫画画像を、発売の5日前にサイトで公開
- 2024年1月に発売前のジャンプの漫画をスマートフォンで撮影して複製
警察が合同捜査していた
今回の事件は、熊本県警と新潟県系が合同捜査していて、熊本県警がサイバーパトロールで発見したことがわかっています。
また、いずれの容疑についても都内の卸売店で入手したとみているようです。
ジャンプ早バレはなぜ起こる?
ジャンプの早バレはなぜ起こってしまうのでしょうか。
早バレについては、以前からネット上ですでに話題になっており、YouTubeやTikTokなどでおすすめ動画として流れてくるという方もいました。
ジャンプ早バレの原因について、ネット上で上がっている声をまとめてみました。
全部で3つあります。
- ①国内印刷所の外国人が流出?
- ②一部の小売店アルバイトから流出?
- ③海外輸送のタイミングで流出?
それぞれ詳しくみていきましょう。
①国内印刷所の外国人が流出?
理由の一つ目は、国内印刷所の外国人から流出するのではないかということです。
今回の報道でも外国人が逮捕されましたが、なぜ海外の人が早バレを行うのかについて、ネット上では以下の意見が上がっています。
- 少年ジャンプに限らず、 ほとんどの週刊漫画雑誌は共同印刷で行われている (国内主体で海外にも数か所印刷所がる)
- 海外製本の際にデータ抜き取ってるのかもしれない
- 国内印刷所に勤務する中国人かブラジル人が抜き取ってる可能性もあるのではないか
印刷所は、国外にも数カ所あるようです。
ちなみに、海外では、ジャンプが発売されずに手に入らない地域もあるため、画像を入手して読む早バレが禁止行為という認識がないため、「海外から早バレが流出しやすい」という意見も上がっていました。
印刷所から漏れるというのは間違い!
一方で、印刷所から漏れるという前提自体が間違いだと指摘する声もあります。
- 印刷物は顧客から発注されて作るためどれだけ作るか厳密に決まっている(1個でもチョロまかせせばすぐバレる)
- 流れ作業なので、どの過程で無くなったかはすぐにわかる(製品は会社の資産なので取ったら窃盗)
- 出版関係は情報漏洩に厳しいので、バレたら解雇や警察に逮捕される
- ジャンプを印刷している所は1〜2カ所なので、いつ印刷してるかは出版社側も把握している(その段階で早バレが出ていたらすぐに気付く)
確かに、情報漏洩に厳しい会社の中で、解雇や通報されるリスクを冒してまで流出するとは考えにくいですよね。
②一部の小売店アルバイトから流出?
2つ目の理由は、小売店アルバイトから流出するのではないかということです。
- コンビニや書店などの店舗で発売前に雑誌を店で受け取ることができる
- 印刷や運送関係者も発売前に目にすることができる
- 1部の従業員やアルバイトの人がネット上にリークすることも
ジャンプの原稿は、水曜には原稿が印刷所に届き、金曜には完成品が配送業者に届いているという情報もありました。
販売する小売店でも土曜日や日曜日に到着することを考えると、可能性はありそうですね。
早売りが野放しになっている現状も
一方で、基本は早売りの店舗で購入したジャンプを読んでいるという意見もありました。
ジャンプの発売日が月曜でも店舗に届くのは大体木曜日で、あまり良くない店はその時点で売り始めるそうです。
ジャンプを売っている店は数が多く、特に個人商店などがやっている場合はさすがに集英社も把握できない為、そういう店が少なからず野放しになってしまっているみたいです。
フライング販売の店舗から購入した読者が、ネタバレや感想などをSNSに投稿することで拡散されているケースもあるのかもしれませんね。
③海外輸送のタイミングで流出?
3つ目の理由は、海外輸送のタイミングでr輸出するのではないかということです。
ネット上では、海外へ少し早めに日本から輸送しているという話を聞いたことがあるという内容も上がっていました。
海外と日本で同時に発売するため、海外へ少し早めに日本から輸送しているので、その輸送のタイミングで海外の人が撮ってsnsに上げているのがネタバレになる
輸送業者が奪うリスクは高い
一方で、輸送業者の方が奪ったらすぐにバレるし、リスクが高いため普通はやらないという意見も。
お仕事で関わっている以上、仕事を失う可能性もあることは確かですね。
ジャンプ早バレ対策は今後どうなる?
以前から問題視されてきたジャンプ早バレ問題ですが、今回の事件を受けて、集英社から以下の声明が発表されました。
漫画雑誌の内容が正式な発売日の前に違法アップロードされる「早バレ」は、SNS 等を通じた拡散を伴い、発売日を心待ちにされている読者の皆様の楽しみを奪うものです。
引用:集英社
著者も大変心を痛めており、弊社として極めて問題視しています。
そのため、今回の容疑者逮捕は問題解決に向けた大きな前進と考えており、「早バレ」ルートの解明が今後の被害抑止につながることを期待するものです。
弊社はこれからも著者が心血を注いで作り上げた作品とその権利を守り、読者の皆さまに漫画を適正な形で楽しんでいただくことができるよう、あらゆる対策を積極的に講じてまいります。
集英社としても積極的に対策を講じるとしているので、今後に期待したいですね。
週刊少年マガジンも調査中!
ジャンプに続いて、講談社から出版されている「週刊少年マガジン」も調査中のようです。
講談社からは、以下の声明文が発表されています。
早バレは作者の権利を侵害するばかりでなく、発売日に読むという読者の喜びを奪う極めて悪質な行為であり、数ある海賊版の中でも特に問題視しています。
今回の容疑者逮捕は、この極めて悪質な問題の解決に向けた重要な一歩であると認識します。講談社は海賊版被害の拡大や蔓延を防ぐため、今後も捜査活動に協力し、積極的に海賊版対策を行ってまいります。
引用:講談社
大手出版社がこのような声明文を発表したことで、今後は大きく改善されていくのではないでしょうか。
ジャンプ早バレ対策に世間の声は?
世間からは、以下のような声が上がっています。
やっと早バレ対策に本腰を入れたとの声。
紙の書籍を廃止しても良いのではないかという声。
SNSで流れてくる早バレ動画も対策が講じられると良いですね。
早バレ対策がやっと前進したことを喜ぶ声。
今後の対策に期待が寄せられています。
まとめ
今回の記事では、ジャンプの早バレがなぜ起こってしまうのか、ネット上の声を調査しました。
以前から問題視されていた早バレに対して、ようやく本腰入れて対策が講じられるとのことなので、今後の対策に大きな期待が寄せられています。